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WeじゃなくIの話を。haru.×EMILY WEEKと考えるやさしい生理

WeじゃなくIの話を。haru.×EMILY WEEKと考えるやさしい生理

様々な議論が巻き起こる「生理」を今ふたりと語り合う

2019年9・10月 特集:よそおうわたし
インタビュー・テキスト:飯嶋藍子 撮影:佐藤麻美 編集:竹中万季
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お腹が痛くなったり、貧血で起き上がれなかったり、胸が張って、頭も痛い。生理期間中はさまざまな不調がつきものです。みなさんは、そんな体も心もブルーな時期をどうやって乗り越えていますか?

She isでは9・10月の特集「よそおうわたし」のギフトでお送りするオリジナルプロダクトとして、「『#helloperiod』Sanitary Shorts」をつくりました。『HIGH(er)magazine』編集長のharu.さんと、生理週間を軸に女性のバイオリズムに寄り添うライフデザインを提案する「EMILY WEEK」、She isがタッグを組んでスタートしたプロジェクト「#helloperiod PROJECT」から生まれたこのショーツ。

生理について話しやすくなることで、不調なときに無理に元気に見せたり、自分を無理によそおったりする負荷は減るかもしれません。でも、ピシッと自分をよそおっていたいという気分の日もありますよね。そんな微妙な心のバランスをどう取っていったら、心地よく生きていけるのでしょう。様々な議論が生まれている「生理」と、その期間の体と心のよそおいについて、haru.さん、EMILY WEEKの柿沼あき子さん、She is編集部の竹中万季が語ります。

見るだけで気持ちが明るくなるようなサニタリーショーツに込めたこだわりのポイントや、一緒に組み合わせるともっとたのしめるタンクトップについては最後のページでたっぷりお話しているので、お見逃しなく。

サニタリーショーツが入っている10月のギフト「よそおうわたし」のページはこちら(お申込みは10/31まで)

生理期間中に、上下が合わない下着を着るのがすごく嫌だった。(haru.)

—そもそも「#helloperiod PROJECT」はどういう経緯で始まったのでしょうか?

柿沼:EMILY WEEKでは2018年の「国際女性デー」のタイミングでShe isとコラボしてサニタリーショーツをつくったんですけど、いろんな方に知っていただけてすごく広がりがあったんですよね。また誰かを交えるかたちで新たなサニタリーショーツをつくりたいなって考えていたら、ちょうどharu.さんがInstagramのストーリーで「サニタリーショーツつくりたい」という投稿をされていたんですよ。

—ばっちりのタイミングだったんですね。

柿沼:そうそう、それを目ざとくキャッチして(笑)。haru.さんとはお話ししたことはなかったんですけど、She isを通してつながりみたいなものは感じていてて、近しい存在っていう認識があったので、「サニタリーショーツをいっしょにつくりませんか」ってDMを送ったんです。

左から、haru.さん、柿沼あき子さん

—haru.さんはなぜサニタリーショーツをつくりたいと思っていたんですか?

haru.:もともと下着が好きなので、ずっとつくりたいとは思っていたんです。特に生理期間中に、上下が合わない下着を着るのがすごく嫌だったんですよ。かわいいサニタリーショーツがないのは「なんで?」って思っていて。それで、なんとなくストーリーに投稿したんです。そしたら……

柿沼:すかさず連絡が(笑)。上司の確認もとらずにすぐに連絡しました。

haru.:すごく早かったですよね。その晩くらいにもうメッセージをいただいて。それで、私もぜひ一緒にやりたいですということで。とにかく早かったです(笑)。

—「#helloperiod」は生理に「ハロー」と呼びかけているみたいで、少し明るい気持ちになる名前ですよね。

柿沼:She isも含めて大きな輪にしていきたいなと思って、みんなで打ち合わせをしたときに名づけられたんです。たくさんの人たちの気持ちに寄り添ったものがつくれたら、という思いから、まずはShe isやharu.さんのSNSのフォロワーの方々の生理にまつわる思いを聞くところから始まりました。

#helloperiodプロジェクトのメインビジュアル

普段の服や下着は自分の好みをかなり反映できるのに、なぜかサニタリーだけはすごく選択肢が絞られている。(竹中)

—たとえばharu.さんが「下着が上下揃っていないのが嫌だ」とおっしゃったように、みなさん生理期間のよそおいにどんなストレスを感じていらっしゃるんでしょう?

haru.:私、普段はTバッグまでいかないけど後ろが細くなっているショーツを履いているんです。だから、生理期間中はぜったいに生理用の下着に履き替えないといけなくて。でも、普段の下着の履き心地に慣れていると、生理用のゴワゴワしたショーツを履くのがすごくストレスなんですよね。ブラはいつも通りかわいいのに、「今日はあのパンツだ」って思うだけで、気分が落ちちゃって。

柿沼:私は締め付けがストレスです。腿のあたりが痛くなって黒ずみになったり、生理痛に影響したり……。あとは、やっぱり地味な色のかわいくない下着が多いですし、素材的にも柔らかくて気持ちいいものを探し求めていて。

竹中:普段の服や下着は選択肢があるから、見た目も素材も自分の好みをかなり反映できるのに、なぜかサニタリーショーツだけはすごく選択肢が絞られていますよね。色もベージュか黒で、素材もポリエステルっぽいしゃかしゃかしたものが多かったりして。SNSで生理期間やサニタリーショーツについて聞いた時にも、見た目や素材について気になっているいう声はとても多かったですね。

PROFILE

柿沼あき子
柿沼あき子

「EMILY WEEK」ブランドコンセプター。2009年に女子美術大学絵画学科を卒業後、同年にベンチャー企業へWEBディレクターとして就職。その後WEBプロモーション企業を経て、2014年(株)ベイクルーズへWEB販促プランナーとして入社。同社の社内新規事業として、生理週間を軸に女性のバイオリズムに寄り添うライフデザインを提案するブランド「EMILY WEEK」を提案し2017年9月に事業化。現在は「EMILY WEEK」にてWEB PR、バイイングなども担当。

haru.
haru.

同世代のアーティストやクリエイターを中心に制作されるインディペンデントマガジン『HIGH(er)magazine』の編集長(なんでも屋)を務める。『HIGH(er)magazine』は「私たち若者の日常の延長線上にある個人レベルの問題」に焦点を当て、「同世代の人と一緒に考える場を作ること」をコンセプトに毎回のテーマを設定している。ファッション、アート、写真、映画、音楽などの様々な角度から切り込む。

INFORMATION

リリース情報
「#hello,period」Sanitary Shorts

「#hello,period」プロジェクトから生まれたサニタリーショーツ、タンクトップはEMIY WEEKにて11月22日(金)より発売開始いたします。

<EMILY WEEK ショップ情報>

ONLINE STORE

EMILY WEEK ルミネ池袋店
東京都豊島区西池袋1-11-1 ルミネ池袋 B1F ATELIER Spick & Span内

EMILY WEEK 大丸梅田店(11月22日(金)オープン)
大阪府大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店 5F

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