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haru.×EMILY WEEKが語る、自分もまわりもまもるための姿勢

haru.×EMILY WEEKが語る、自分もまわりもまもるための姿勢

大切なものを持ち歩くと、心と体にどんな影響がある?

2019年11・12月 特集:生理現象をおもいやる
インタビュー・テキスト:飯嶋藍子 撮影:佐藤麻美 編集:竹中万季
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気持ち的に辛いときとかって、アロマとか香りものに本当に救われることが多くて。(柿沼あき子)

haru.さんがお守りのように毎日行っているという「おはよう」と「おやすみ」。救護バッグのふたについている小さなポケットも、お守りがいれる場所です。二人はどんなお守りをいれるのでしょうか?「#おだいじにね」という言葉えらびにもこだわったこのポケットに、haru.さんはある手紙を入れたいと話します。

haru.:この手紙は私がすっごく大好きだった友達がくれたものなんです。その人はもういなくなっちゃったんですけど、その子の肉筆のものってこれしか持っていなくて。写真とかよりも体温を感じるし、これがあると元気が出るんですよね。普段はお財布に入れて持ち歩いているんですけど、結構見返すんです、元気がないときとか。電車やバスに乗るときに財布をピッてしたあと、そのまま見たりもします。

そんな唯一無二の大切なものの居場所として、このポケットは存在しているのかもしれません。もちろん、実用的で心強いものも入れられます。「私はすごく忘れっぽいので付箋も入れたくて」と、haru.さんは続けます。

haru.:たとえば読んでいる本の内容や「いい!」と思った部分に付箋を貼ったり、やらなきゃいけないことを書いてパソコンや部屋に貼ったり、本当にいろんなところに付箋を貼るクセがあるんです(笑)。私にとって記憶のメモ的なもので、すごく大事。ケータイにメモしても、メモしたことすら忘れちゃうので、こういう目に見える紙切れがあるといちばん安心します。

元気がないときだけでなく、日々を支えるパートナーのようなもの、無意識にでもたくさんつかってしまうもの。そんな小さな味方を携えれば、きっと心を丈夫にして毎日を過ごせるのではないでしょうか。柿沼さんは自分が弱ってしまったときに頼るというピルケースを入れたいのだそう。

柿沼:これは社会人になって最初の上司がハワイ土産でくれたメントスの缶です。社会人になって丸10年くらい経つんですけど、ずっとお守りのように持っています。頭痛薬を入れているんですけど、頭痛や生理痛が辛くなってしまったときに、これがあれば大丈夫って思えるので安心します。これをくれた上司も最近亡くなってしまって、形見みたいになっちゃったんですけど、すごく思い出深いですね。未だに見ると元気になります。

ピルケースとして使っているメントスの缶

いつもはお家にあるという、柿沼さん自身が日々癒されている「EMLY WEEKのエッセンシャルオイル」も、「救護バッグができたら持ち歩きたい」と話します。

柿沼:PMSとか生理前のちょっとイライラしてしまう時期にかぐと幸福感を高めてくれるローズの香りのブレンドと、生理週の気分転換に使えるスッキリ系のミントのブレンドです。気持ち的に辛いときとかって、アロマとか香りものに本当に救われることが多くて。

そんな柿沼さんにとって、香りはとても大事なものなのだそう。お気に入りの香りのクリームも救護バッグの仲間入りです。

柿沼:思い返すと、今までも仕事でつらくなってしまったときに、お昼に会社の外に出てハーブティー屋さんでミントティーを買って休憩時間に飲んだらすごく気分転換になったり、いろんなところで香りに救われているなと思って。このクリームはカレンデュラの香りなんですけど、肌トラブルレスキュークリームです。これもすごく香りが良くて、ニキビができたときに塗るだけで安心します。

左から、3rdWEEK BLEND エッセンシャルオイル 10ml<4WEEK AROMA>EMILY WEEK BLEND エッセンシャル 10ml<4WEEK AROMA>、マリエン薬局の肌トラブルレスキュークリーム

どうやったらこの香りって溜めておけるんだろうって思っています。小さい小瓶に花を入れておいたら溜められるのかな。(haru.)

いつも家であなたを待っていてくれるものたちも、救護バッグがあったらいつでも側にいてもらえそう。なにを救護バッグに入れたいか考えてみるだけで、自分の安心の源がなんなのか見えてきそうです。柿沼さんの話を受けて、「私も香りが好きです」とharu.さんも続けます。

haru.:季節限定になっちゃうんですけど、毎日金木犀を探していて。すごくエモーショナルな香りですよね。咲いている期間が1週間くらいしかないらしいので、だからこそ、その季節の思い出が凝縮されていて。どうやったらこの香りって溜めておけるんだろうって思っています。小さい小瓶に花を入れておいたら溜められるのかな、みたいな。

香りによるリラックス効果ももちろんありますが、haru.さんはかつての記憶や風景を思い出すトリガーとして、香りを大切にしているようです。

haru.:二十歳の誕生日のときに初めてお母さんに香水を買ってもらったんです。パッケージの写真を見てずっと憧れていたギャルソンの香水だったんですけど、実際にお店に香りを確かめに行ったらすごくいい香りがして。たしか、その香りのモチーフが夢の中の花だったんですよね。それは今でもずっと持っていて、思い出の香りです。手紙をくれた大好きな友達もその香水を使っていて。だから思い出の香りでもあるんですけど、香水って持ち歩くのが難しいじゃないですか。それこそ小瓶に詰め替えて持ち歩けたらと思います。

意識的にでも無意識的にでも、いろんなかたちのお守りが、日々あなたを優しく包んでくれているはずです。それはかたちあるものかもしれないし、香りや誰かと過ごした時間かもしれません。この救護バッグを機に、元気を与えてくれるものや安心が生まれるところを見つめなおして、自分だけのお守りを調合してみてはいかがでしょう。

救護バッグが入っている11月のギフト「生理現象をおもいやる」のページはこちら(お申込みは11/30まで)

PROFILE

haru.
haru.

同世代のアーティストやクリエイターを中心に制作されるインディペンデントマガジン『HIGH(er)magazine』の編集長(なんでも屋)を務める。『HIGH(er)magazine』は「私たち若者の日常の延長線上にある個人レベルの問題」に焦点を当て、「同世代の人と一緒に考える場を作ること」をコンセプトに毎回のテーマを設定している。ファッション、アート、写真、映画、音楽などの様々な角度から切り込む。

柿沼あき子
柿沼あき子

「EMILY WEEK」ブランドコンセプター。2009年に女子美術大学絵画学科を卒業後、同年にベンチャー企業へWEBディレクターとして就職。その後WEBプロモーション企業を経て、2014年(株)ベイクルーズへWEB販促プランナーとして入社。同社の社内新規事業として、生理週間を軸に女性のバイオリズムに寄り添うライフデザインを提案するブランド「EMILY WEEK」を提案し2017年9月に事業化。現在は「EMILY WEEK」にてWEB PR、バイイングなども担当。

INFORMATION

リリース情報
「#hello,period」Sanitary Shorts

「#hello,period」プロジェクトから生まれたサニタリーショーツ、タンクトップはEMILY WEEKにて11月22日(金)より発売開始いたします。

<EMILY WEEK ショップ情報>
ONLINE STORE

・EMILY WEEK ルミネ池袋店
東京都豊島区西池袋1-11-1 ルミネ池袋 B1F ATELIER Spick & Span内

・EMILY WEEK 大丸梅田店
大阪府大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店 5F

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