あなたを大丈夫だと思わせてくれるものって、どんなものでしょう? 自分や誰かを大切に思うとき、安心にふれたいとき、人はなにがあれば自分の足でしっかりと立ち、心を丈夫に保てるのでしょう。
She isでは、11・12月の特集「生理現象をおもいやる」のギフトでお送りするオリジナルプロダクトとして、『HIGH(er)magazine』編集長で6月に会社「HUG」を立ち上げたharu.さんと、生理週間を軸に女性のバイオリズムに寄り添うライフデザインを提案する「EMILY WEEK」と一緒に、自分を護るための救護バッグ『「#hello,period」救護バッグ #おだいじにね』をつくりました。
ダメだなと思ってしまう日にお守りのように携えられる救護バッグについて、どうしても体に表れてしまうさまざまな現象との付き合いかたや、自分もまわりの人も大切にしていくこと、そして心や体のつながりについて、haru.さんとEMILY WEEKの柿沼あき子さんにたっぷり伺いました。
実際におふたりがこの救護バッグになにを入れたいか、おふたりに安心を与えるものとはなんなのかもお伺いします。あなただけの救護バッグをつくる参考にしてみてくださいね。
大事なものって、大事だからこそ家に置いておきがちだけど、近くにあるとすごくパワーをもらえる。(haru.)
救護バッグをつくるにあたり、「まず、救護バッグってなんだっけと思って、どんなものが世の中にあるのかっていうのをネットで調べました」と柿沼さん。
柿沼:いろいろ見て、救護バッグって大きくて家のなかにドスッと置くイメージだなと思って。でも今回は、ポーチのように使えたり肩掛けバッグとしても持ち歩けて、自立もするので、家に置いておくときにも場所を取らないものにしました。最初、置くものなのか持ち歩くものなのかっていうのも、haru.さんと結構話しましたよね。
haru.:話しましたね。私は最初、救護バッグっていうと、わりと大きめのサイズで、ちゃんと絆創膏やピンセットが入っているものを想像していました。でも、She isのギフトでやるんだったら、ちょっと違うんだろうなと思って。だから、お守り的な意味を込めてつくりたいとShe isから聞いたときは、すごくしっくりきましたし、私自身、お守りを持ち歩きたいタイプなのでそういうものができたら嬉しいなと思って。肩掛けにできるようにしたのも、自分のそばにぴたっといる感じがすごくいいなと思ったんです。
柿沼:自立するので決まったところに置いておけるのも、持ち歩けるのも、なにかあったときにぱっと使えるから心強いですよね。自分のことをいたわるものって、自宅の引き出しとかに入れてあったり、ポーチやカバンにはそれぞれ入っているかもしれないけど、それをひとつにまとめる入れ物ってなかったような気がして。
ちょっと元気がなくなってしまうときとか調子が出ないときに、それを見るだけで元気が出るとか、そばにあるだけで落ち着くとか、そういうものを集められるものがあったらいいなと思いました。
haru.:そうですね。大事なものって、大事だからこそ家に置いておきがちだけど、近くにあるとすごくパワーをもらえますよね。でも、それをカバンのなかにそのまま入れるのもなんか違うし、それだけの入れ物がほしいという気持ちはずっとどこかにあったので、この救護バッグは「お守り入れ」みたいな意味でもいいと思っています。
haru.さんの思いが特に反映されているのは、ふたの裏のちいさなポケット。自分にとってのおまもりを入れるスペースです。ポケットには「#おだいじにね」という言葉が刺繍されています。
柿沼:このハッシュタグで、お守りのような言葉が検索できるようにしたいなと思っているんです。みんなと安心を共有できたら、ポーチだけじゃない広がりがあっておもしろそうですよね。
She isでは、「#おだいじにね」のハッシュタグで、「不安になってしまったとき、緊張してしまったときの自分なりのおまじない」を集めています。このハッシュタグを見れば、安心する言葉や方法が並んでいるといいな、という願いから。ぜひ、あなたのおまじないを教えてくださいね。 pic.twitter.com/0XAMHJ9qf7
— She is (@sheis_jp) November 27, 2019
私の体調がすぐれなかったり、機嫌が悪かったり、「私」が気が付かなきゃ誰が気付いてくれるんだろう。しんどい、と言葉にして、誰かに伝えられた時、そんなことを思った。自分の変化に敏感に、そして優しくあれるといいね。#おだいじにね pic.twitter.com/W62D04Vcc0
— makita shiho (@0318mkt_) November 10, 2019
haru.:英単語とかいろいろ考えたんですけど、やっぱり馴染みのある言葉のほうがいいよねっていうことになって。自分にも相手にもまわりにいる人たちにもかけられる簡単で優しい言葉を考えたときに「おだいじにね」がしっくりきたんです。
- 1
- 3