違う場所の同じ日の日記

ささやかな個人史が小さくとも点々と世界に灯り、のこること

テキスト:野村由芽
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2020年4月9日(木)

大崎清夏さん

朝、ヨーグルトいりパンケーキ。薄力粉が切れたので強力粉も入れる。おととい依頼を受けた自作詩の朗読動画を撮る。昼、塩ねぎと豚肉のゆず胡椒パスタ(フジッリで)。合間に原稿の一行目を書く。三月に編集者とカメラマンとバスに乗って出かけていった最後の取材が懐かしい。

小谷実由さん

家の中で過ごすことに慣れてきた。しかし、楽が故に部屋着やパジャマでずっと過ごして、顔を洗うのも忘れちゃっていた、なんて日にも飽きてしまった。当たり前にやっていたことが当たり前にできなくなってしまった今は、新しい当たり前を作るしかない。そこで新設した当たり前は、朝食を食べ終わったらしっかり顔を洗い、髪を整え、着る服を決め、化粧をすることだ。家の中というのは服を選ぶということに関してとても融通が効くから最高だ。

羽佐田瑶子さん

7時半起床。昨夜の尊敬している方の発言にどうにも納得できず、驚くほど精神的に疲れてしまい青を寝かしつけながら21時に寝てしまった。でも、青の夜泣きがひどく、身体は疲れたまま。やっていること、とやりたいことが違っているのかもしれない。自分に素直ではない状態が心と身体を引き裂くようで、しんどい。

花田菜々子さん

昼、はじめてのビデオ通話取材体験。家で仕事っぽく話をしているのは不思議な感じだ。夜遅くトン(が家に来た。家事やる気も出てきたので自前のブリ大根、牛肉のサラダ、だし巻き卵など出して晩酌。「最近ポリアモリー的な出来事はないの?」と聞かれたが特に何もない。トンも何にもないらしい。

麦島汐美さん

完成した音楽のSoundcloudへのリンクを友達たちに送ったら、感想や拍手のスタンプを送ってくれて嬉しかった。朝ごはんを毎日食べようと思うのに、出勤をアプリで打刻するギリギリまで寝てしまう。「土曜日にzoomで会いましょう」と、まりえさんへ返信をした。

和島咲藍さん

目が覚めた瞬間から気分が良くて、何だか浮き足立っていた。こんな日にどこにも出かけられないのはもったいないけれど、この気持ちは大切にしたい。家の中でいちばん日当たりの良い場所に移動してTurntable Films の気持ちのいいアルバムを聴きながら、どこにも出かけないけど時間をかけて丁寧にお化粧をする。新しいアイシャドウが日光を浴びてぴかぴか光るのがうれしかった。

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