20代を10年過ごしてきた自分と、30代になってから1年経つ自分は、そんなに大差ないと思っていたけど、今年は特に、自分の行動と体の状態がちゃんと繋がっているということを身をもって体感した年でもあった。
私は元々お酒に強かったが、そのことに慢心し、20代半ばまで日本酒を水のように呑んだり、梅酒のロックをジョッキでいったりもした。それが仇となり、当時の健康診断では肝臓だけひどい成績を叩き出してしまい、脂肪を分解する機能が衰え、その時期は体重がむくむくと増えていった。
そのこともあってお酒を飲む量を控えた時期があったが、そもそも意識して控えようとしなくても、少し飲んだだけでお腹がいっぱいになってしまって、あまり飲みたいと思わなくなってしまった。それでも肝臓の数値はあまり変わることがなかったのだが、昨年風邪をひいて病院に行った時、その病院が肝臓の治療に力を入れている病院だったこともあって、風邪の受診ついでに、肝臓のことを相談してみたところ、一言「とにかく水を飲んで」と言われた。
家で仕事をしている身としては、水をいちいち外に買いに行くことが若干面倒に思ってしまうが、今年からBRITA(浄水機能付き水筒)を使うようになり、気軽にがぶがぶと水分補給ができるようになった。人に聞いて分かったことだけど、私は人よりも水を飲まなさすぎた。巷では、案外みんな水を飲んでいる。当たり前のことを言うけど、水を適切な量飲むのは体にとても良い。肝臓の数値も少しずつ回復して、体重も元に戻ってくれた。どんなに拙い文章だと思われようが、水はすごい。水は飲んだほうがいい。
当たり前のことといえば、うがいをすれば風邪はひきづらくなるし、暖かくすれば鼻水は出づらくなる。そのことを体感したのも今年だ。私は季節の変わり目に弱く、だいたい10月くらいになると風邪をひいていた。まずは鼻水から始まり、喉が痛くなり、既に風邪ですよそれ、という状態になる。一人暮らしの頃は、季節の変わり目だからと諦めていた。そういう体質だと思っていた。しかし、夫と住むようになってから「ほらうがいして!」「女の子は身体冷やしちゃだめなのよ!」と親のようなことを言われるようになり、それまでになかった「予防」という習慣が追加された。
こんなことしてもどうせ季節の変わり目になれば体調は崩れるんだ、と思っていたが、実は、なんと、体を暖めたら鼻水は引っ込んだし、うがいをすれば喉の痛みはひいていくのだ。
行動がちゃんと体調に結びつくようなことをここ最近でいくつも体験してきて、自分のことなのに「へ~すごいじゃん体~」と、まるで友人にどこか他人事なんだけど「資格受かったの? すごいじゃん~」と言っている時のように、自分の体を称えた。
今までは、体のことなんてどうせ何かしたところで予想できることは少ないし、体質だからと諦めていた部分もあって、何か起こってから対処するという、後手後手なやり方で体を扱ってきた。
でも、これは当たり前すぎてあまり意識していなかったけど、ちゃんと体というものは操縦できる部分がたくさんある。体はいたわれば癒されるし、おもいやれば応える。せっかく年齢の十の位が一つ増えたんだから、そのあたり更新してもいい頃だと思っている。
11・12月の特集テーマ「生理現象をおもいやる」の爪「Biorhythm」
体はいたわれば癒やされるし、おもいやれば応える。
使った色
A. She is オリジナルネイル「Cloudy」
(12月のギフト「生理現象をおもいやる」に同梱)
B. モスグリーン
C. ベージュ
D. 発色の強いピンク
塗り方
1.全ての爪に「Cloudy」を塗る。
2.左の親指と薬指に発色の強いピンクで線を描く。
3.右の中指と薬指にモスグリーンとベージュで写真のような模様を描く。